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元・外資系銀行員の自腹で通う英会話スクール

元・外資系銀行員で英語の苦手な筆者が、自腹で英会話スクールに通った経験を元に各スクールを徹底比較。外資金融の内輪話や、転職事情なども紹介。

TOEICを3ヶ月で卒業する方法 その①

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TOEICは3ヶ月で卒業すべし

今回は、ちょっと寄り道してTOEICテストについて書いてみたいと思います。

 

筆者は、最近までTOEICを受ける機会がありませんでした。

訳あって1〜2年前に何の対策もなく受けてみたところ、確か700点台半ばだったと記憶します。

受けてみた感想は、本当にくだらないテストだなというもの。実社会で使用する英語とは全くかけ離れた内容で、いくら勉強したところで正直こんなの何の役にも立ちません

語彙力を求める設問に出てくる単語は、突飛で意味不明のものばかり。リスニングの会話も、どんなシチュエーションで仕事してんだとツッコミたくなるものでした。日本人が実に好きそうな、典型的な試験のための試験ですね。実際、受けているのはほとんど日本人と韓国人だけだそうです。

 

TOEICのランク分け

運営会社であるETSによると、ランクは全部でAからEの5つ存在し、その中で一番上のランクがAランクです。

http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf

注)ETSホームページより引用

 

要するに860点を取っておけば、一般社会では一応文句を言われないということでしょう。

そこで、筆者は860点を取得することを目標に設定し、集中的に勉強してみることにしました。

その結果、3回目の受験でピッタリ860点に到達し、この不毛な試験から卒業することができました。

 

今回の投稿は別に自慢が目的ではなく、こんなくだらん試験から一刻も早くみなさんに卒業していただきたいという思いから書いてみることにしました。

 

実際の勉強方法

筆者の勉強法は、極めてシンプルでした。

 

まず、得点は決して満点を狙わないこと

筆者の場合、受験の目的はあくまで「Aランク(860点)を取得すること」でした。ここを絶対に見失わないことが肝要です。

よく完璧主義者の方が、完璧な試験対策を目指して試験に臨むことがありますが、TOEICのAランクを取るという目的の前では、それは完全に無駄な作業と言って良いでしょう。

いくら時間をかけて意味不明な単語を覚えても、それは意地悪な試験官にお付き合いするだけで、単なる人生の浪費だと筆者は考えます。人生はもっと楽しいもので、TOEICのお勉強以外に、他にやるべきことが沢山あります。必要以上の時間をかける必要はありません。

 

次に、リスニングを徹底して重視すること

何度も力説していますが、TOEICの語彙を問う問題は現実離れしており、確実に解くことは難しい(=解く必要はない)と思います。

一方で、リスニングの難易度は相対的に低く、高得点を狙うためにはここで全問正解に近い回答を導き出す必要があります。

次回に詳しく説明したいと思いますが、実はTOEICのリスニング問題には特有のクセがあり、事前に慣れておくことで十分に対応することが可能です。

 

そして、テキストは各分野で1冊だけをやりこむこと。英単語で1冊、文法で1冊、リーディングで1冊、リスニングで1冊。

色んなテキストに目移りしてしまうことや、1冊だけでは不安という方もいらっしゃると思います。しかし、ことAランクを取得することに限って言えば、1冊ずつをやり込むことで十分達成可能です。

もちろんテキストの質には留意する必要がありますが、筆者が実際に使用して成功したものを後にご紹介しますので、よろしければご参照ください。

 

最後が、短期集中で勉強すること。正直なところ、何の対策もなくAランクを取れる方は、かなり限られてくると思います。そんな方は帰国子女か、よほど英語が得意な人でしょう。一般の方にとっては、やはり試験に向けた勉強が必要になりますが、筆者はTOEICの勉強は短期集中が効果的だと考えます。

たまに「TOEICのテストを受けるのが趣味」という変態の人たちがいますが(*注・筆者の主観)そういった特殊な事情がなければ、3ヶ月をめどに集中してやってみると良いと思います。と言うかそれ以上だと、筆者の場合は集中力が続く自信がありませんでした。

あんな無意味な苦行は、一生の内に3ヶ月もやれば十分でしょう

 

TOEIC試験対策その① 英単語

試験対策その①は、英単語です。

英単語に関しては、「カラー版 TOEICテストに出る順英単語」を使用しました。

この本の良いところは、持ち歩くのに大きさが丁度良いこと、構成がとても見やすいこと、そして出題頻度の高い順番に500語ずつ全7パートで単語が掲載されているところです。

最初の500語でTOEICに出題される単語の70%、1,000語で80%をカバー。さらに3,000語で96%、3,500語で98%をカバー、と書かれています。

 

そこで筆者は、パート7を捨ててパート6までの3,000語しかやらないという、非常に合理的な戦略を取りました。パート7は知らない単語が多く、覚えるのに効率が悪いにもかかわらず2%しか効果が上がらないため、個人的には英断だったと思います。

テキストはこちら→ 

長くなりましたので、続きはまた次回に。

次は英文法・リーディング・リスニングの試験対策をご紹介したいと思います。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 14

ベルリッツ レッスン14の内容  

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講師の属性 : アフリカルーツのアメリカ人女性、30代
講師の性格 : 超マジメ
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン14 - Suggest ways to improve 

 

講師の方は、30代と思われるアフリカルーツのアメリカ人女性。今までの講師の中で、一番マジメな人でした。

 

この方は、アクセントとイントネーションに結構クセがあり、筆者は非常に聴き取りづらかったです。出身地を聞くのを失念しましたが、おそらく地方出身の方と思われ、日本でいう方言が強く出ていたようです。

もちろん、実社会ではこのような場面は何度もあるため、良い訓練になったとも言えます。オージー英語とかイギリス英語ほど根本的に違うわけではないものの、レッスン中は何度も聞き返してしまいました。

ただ、その度に筆者が理解するまで根気よく教えてくださったことは、非常にありがたかったです。

 

上記の理由から、今回も80分で1レッスンと足踏みになってしまいました。これは仕方がないですね。

 

今回は、同僚や顧客に改善すべきポイントを上手く伝えるにはどうすれば良いか、というのがテーマです。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”strongly recommend.../ By.../ Consequently... ” です。

 

例えば、日本の銀行が大規模なリストラを打ち出すことを表明したというニュースがありました。これをネタに、講師と一緒に考えた問題の原因と改善策が以下です。

 

The first problem is the decrease of customers, the seond one is labor costs in retail banking sector and the last one is low motivation of staffs.

I strongly recommend closing large part of the retail branches. By reducing the number of branches, we can cut off the costs and spend more resources to the other sector. Consequently, we can concentrate on core businesses other than retail banking and it will contribute to the profits .

 

こういった、タイムリーな時事問題をレッスンの中で提起し、解決策まで一緒に考えて表現する、というのは他のスクールでは中々体験できないような気がします。

やはり、ビジネスに特化したベルリッツならではの内容になっているのではないでしょうか。

 

次回は、レッスン15です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 13

ベルリッツ レッスン13の内容  

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講師の属性 : メキシコ人男性、30代半ば
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X1
レッスンのゴール : レッスン13 - Describe sales performance 

 

講師の方は、30代半ばのメキシコ人。かなり陽気でおしゃべり好き。

というか、おしゃべりが長引いたため、40分で1レッスン終わらず、2コマかかってしまった印象。。べつにいいんですけど。

 

ただ、本来50コマで40レッスンを終わらせる必要があるため、可能であれば前半で2コマ2レッスンのペースは崩したくないところ。今後、講師の相性が悪い時や自分の知識が追いつかないテーマが出てきた時に、貯金があった方が良いですしね。

もしどうしても気になった場合は、2レッスン目の初めに巻きでやってくれと依頼すれば、対応してくれると思います。

 

今回は、Sales performance の推移をどのように伝えるか、というのがテーマです。

 

キラーセンテンス

今回のキラーセンテンスは、ちょっと長いですが ”slip, moderate, drop, steep, gradual, climb, a little, unchanged, rise, skyrocket, plummet, fall, improve です。

 

どれも前期間からの数字の変化及び推移を表す言葉ですが、聞きなれないものが混ざってますね!

個人的には、skyrocket=急騰する、無茶苦茶上がる、plummet=急落する、真っ逆さまに落ちる  あたりは一回も使ったことありません。。

この辺り、英語の表現は中々洒落が効いてて面白いなーと思います。講師の説明が最も熱かったのは、この2つでした。

 

まあ、それでも一般的に使う表現は”There has been a slight increase in sales”とか”Sales has incresed slightly”が多いでしょう。ただ、ネイティブの人達が好んで使う表現を覚えておくことは非常に重要だと思います。

 

例えば、

“How are sales doing?”

“There was a steady increase in sales and profits skyrocketed. Markets division made up a half as much as total profits this year.”

といった感じで受け答えができると、結構いい感じになると思います。

 

次回は、レッスン14です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 11&12

季節外れのインフル&合併の感染症により、2週間ほど病院送りの廃人生活を送っておりました。。

本当に死ぬかと思いました。この辛さは、今年初めにインフルA&Bダブル感染した時以来です。

皆様もどうぞお気をつけください・・。

 

ということで、久しぶりの更新になってしまいました。

 

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ベルリッツ レッスン11&12の内容

  
講師の属性 : カナダ人男性、30代半ば
講師の性格 : 真面目
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン11 - Work with numbers / レッスン12 - Talk about the competition

 

講師の方は、30代半ばのカナダ人。

 

レッスン11は会社で使用する数字の説明を練習するセッション、レッスン12は競合他社の簡単な分析を行うセッションです。

 

キラーセンテンス

今回のキラーセンテンスは、数字の読み方全般です。

 

例えば電話番号のように、数字が羅列して構成される番号を読む時、日本人は「03」「1234」「5678」のように読むことが多いと思います。

「-」を頼りに数字を分解するということですね。

 

ところが、アメリカ人は3ケタでひとかたまりと考える、と講師の方に教わりました。

すなわち、「031」「234」「567」「8」といった具合です。最後の「8」は、まとめて「5678」としても良いそうですが。

英語の場合、one thousandで1カンマですから、そちらの方が自然なのかもしれません。

そう言われてみると、確かに3ケタで読むと言いやすいし分かりやすい気がしてきました。。

 

次に、年号の読み方について。2018年1月1日を読む場合、January 1st, tenty-eighteen が最もポピュラーだそうです。two thousand eighteen とはまず言わないとのこと。

ちなみに、0はohで、普通はzeroとは読まないと指導されました。日本ではどっちでも良いですけどね。

 

そしてお金の読み方。

$17.25は、通常seventeen twenty-fiveと読み、ポイントは入れません。どうしてもセントを正確に伝えたい場合は、seventeen dollars twenty-five centsがふさわしい表現です。

 

筆者は一応銀行員なので、英語で数字を読むのは慣れていたつもりですが、日常会話における表現はなかなか使用する機会がないため、新鮮でした。

というよりも、日本の英語教育が難解な文献を読む方向に振ってるので、より実践的な数字の読み方などに慣れることができてないんだと思います。

 

次回は、レッスン13&14です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 9&10

レッスン9&10の内容

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講師の属性 : アジア系アメリカ人男性、40代
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン9 - Talk about our  company / レッスン10 - Review - Unit 1-9

 

講師の方は、最初のレベル判定をやってくれた方でした。結構陽気なアメリカ人。

ベルリッツ無料体験レッスン記 その②〜レッスン編

 

今回はレッスン9が会社の沿革や業種を説明するセッション、レッスン10はレッスン1〜9の復習になります。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”be ...ed”、つまり受動態と、”会社を辞める”の表現です。

 

通常、会社の設立を英語で表現する場合、”...was founded” “...was established” “...was incorporated”を使用します。例えば”ABC Company was founded in 19xx by Thomas with only $100.”といった形ですね。

 

講師によると、設立に限らず会社の沿革を説明する時は、受動態を使用するのが適切なようです。

“The first store was opened in 19xx.”

”ABC Company was listed on the Tokyo Stock Exchange.”

”Today, ABC Company is a leading business consulting firm.”

といったところです。

 

もう1つのキラーセンテンスは、退職の表現。

日本語ではリタイアとよく言いますが、英語で”retire”は「定年退職」の意味だそうです。

自主的に辞めた場合は”resign”を、整理解雇の時は”lay off”、懲罰的な解雇の時は”fire”を使います。

 

いわゆる「リストラ」にあった時は”get laid off”ですね。

現職のアメリカ大統領が、某番組で”You are fired!”とよく叫んでましたが、あれは一般社会ではよっぽどの時でないと使えないようです。

普通に「会社を辞めた」という時は、resignが適切かと思います。

 

ご参考: 外資系金融機関の解雇について

ちなみに外資系の金融機関では、しょっちゅう人がクビになります。これは”get laid off”が当てはまりますが、細かく言うと実はlay offにも種類があります。

 

1つは、主にフロントサイドの人間に多いのですが、朝出社すると上司に呼ばれ、解雇を告げられてその日中に荷物を片付けさせ、帰らせるパターン。

昔、リーマンが潰れた当日に、オフィスからダンボールを持った社員がカメラに写ってましたね。あれです。

その日以降はオフィスへの出社が許されず、人事と解雇条件の交渉を行うことになります。IDも即時没収することで、顧客情報や機密情報の流出を防ぐ目的がある、と説明されています。

 

もう1つは、上司に解雇を告げられた後に一定期間(通常1ヶ月程度)の出社が認められ、その間に業務の引き継ぎを行うパターン。

内部管理部門や、バックオフィスの人が対象となることが多いです。

 

どちらの場合も、パッケージといって退職金の上乗せと”Job search period”が伴うことが多いです。退職そのものをパッケージと呼んだりもします。

”fire”の場合は、もちろん一切認められません。

 

筆者は、あまりにも多くの人たちの解雇を目にしてきたため若干感覚が麻痺しており、隣の人や自分が明日クビになっても驚きません。ただ、パッケージの金額は景気大きくに左右されるため、可能ならいいタイミングでもらえるといいな、と思っています。

外資系銀行員の独り言〜MBAホルダーって実際のところどうなのか

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MBAホルダーって実際どうなのか?

英会話の話題ばっかりで少し飽きてしまったので、筆者の職場での経験を元に、違う話題を取り上げてみることにしました。

 

今回は、筆者が一緒に働いたことのあるMBAホルダーが、実際にどういう人達だったのか、完全主観で書いてみたいと思います。

 

MBA、一頃流行りましたよね。最近は若干下火になったように思いますが、それでも外資系の会社では沢山のMBAホルダーが働いています。

筆者が働いたことがある人は、大体30人くらいです。同期にも取得者が4,5人います。

 

日本人MBAホルダーの場合、圧倒的に高学歴の人が多いですね。筆者の周りで一番多いのはウォートン。次がHBSで、コロンビアやケロッグなどトップ10校の人達もゴロゴロいます。

彼らの多くは、社費留学組です。日本の銀行か証券会社に入社して社内選抜で留学し、帰ってきて数年で他社へ移るパターン。派遣する会社としてはたまったものじゃなく、最近は誓約書を書かされるとこが増えてるとか。

ちなみに外資の場合、社費で留学するというケースはまずないです。「籍は残しといてあげるから、自費で勝手に行ってくれば」という制度はあります。

 

トップ10以外では、自費で行く人も多いですね。ヨーロッパのスクール出身者も少ないながらいて、変わり種としてはインドや日本も。ただ、日本のスクールは相対的に評価が低く、MBAホルダーという括りに入れるよりは、現状では経営系の大学院生として捉えた方がいいように思います。

 

MBAホルダーの強み

筆者が考える、彼らの強みは以下です。

  1. 英語を自在に操り、外国人と対等に渡り合える
  2. ゼネラリストとしての基礎体力が相当高い
  3. 突破力がある
  4. 人脈がある

 

まず1ですが、彼らの英語を操る能力は圧倒的です。数え切れないほどのケーススタディやディスカッションを経験してるので、シニアの外国人と対等どころか、 時には論破してしまうこともあります。英語のプレゼンも洗練されてます。

ここは、筆者が純粋に憧れるところです。

逆に、日本のMBAがイマイチ評価されないのはこの能力が欠けているから、とも言えます。

 

2は、「満遍なくいろんな分野についての知識がある」という意味です。全体を把握すべきポジションについた時、この能力は非常に活きると思います。

しかし、専門知識はスペシャリストには及びません。例えばMBAホルダーがファイナンス部門に配属になった時、即戦力でやれるポジションって(マネジメント能力を無視すると)CFOくらいじゃないかと思います。2年のカリキュラム内でファイナンスを学ぶ時間は限られており、基礎レベルの知識体得に留まるのは仕方がない話です。

ただし、彼らは「勉強する」ことに対して凄まじい熱意と集中力があるので、キャッチアップは一般の人よりもかなり早いと思います。

 

3と4は改めて説明するまでもないですね。

 

MBAホルダーの弱み

彼らにも弱みはあります。筆者の主観になりますが彼らの弱みは、

  1. リーダーシップに乏しい傾向がある
  2. 結論を急ぎ過ぎて、自分の考えを強制してしまう

 

です。これはかなり異論があるかもしれませんが。

そもそもリーダーシップという言葉の定義が広すぎますが、筆者が考えるリーダーシップとは、「人を上手く巻き込んで、目的を達成すること」「各局面で物事を決定し、組織を良い方向へ導くこと」です。この観点から見た時に、彼らには共通した弱点があるように思います。

 

例えば、全社規模の大規模なプロジェクトを進めていると仮定します。プロジェクトの過程で、当然障害や問題が発生します。

この時、多くのMBAホルダーは真正面から強行突破を試みます。そして炎上してしまいます。

筆者が関わった過去の事例では、内部管理部門の担当者がとある改革に反対した際に、MBA取得者のマネージャーが「彼らは思考停止している」「面子にこだわっている」と個人攻撃に走ってしまい、彼らの上司へ告げ口した結果、逆にプロジェクトから外されたことがありました。

 

MBAホルダーの場合、どうしてもマクロの目線(=CxxOの目線)で物事を考えがちだと感じます。これは、MBAの教育がCxxOを育てることを目的の1つとしていることと、無関係ではないはずです。

しかし、現実にはミクロの問題解決こそが必要となるケースは多いのです。これは外資であっても同様です。

先の事例では、内部管理部門はプロジェクトオフィス主導で全てが決まってしまうことに危機感を感じていました。このままでは彼らの存在意義が問われる(=部門長はクビ。外資ですから)と警戒し、強硬に反対したという背景があったのです。このケースでの正解というか解決策は、「内部管理部門に花を持たせ、彼ら主導で改革に成功したように見せること」でした。

 

最短の問題解決こそが重要と考えるあまり、その過程でステークホルダーを動かすことに失敗してしまう。これが筆者の考える、リーダーシップの欠如です。

プロジェクトの規模が大きくなるほど利害関係者が増え、より繊細な機微や根回しが求められるため、ある種ブルドーザー的思考の彼らにリーダーは向いていないように思います。

 

もちろん、こういった機微が最初から大得意という人も少ないながら存在します。ただし、それは極めて例外的ですね。

 

結論

MBAホルダーは、大変能力が高い人達です。一方で、人の使い方はヘタクソな人達が多いです。

しっかりした役割や見栄えのするタイトルを与え、段階的にリーダーシップを身につけてもらった上で、遺憾無く能力を発揮させるのが良いと思います。

 

以上、独り言でした。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 7&8

レッスン7&8の内容
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講師の属性 : アジア系アメリカ人女性、年齢はおそらく30代前半
講師の性格 : かなり真面目
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン7 - Make suggestions / レッスン8 - Talking to collegues

 

講師の方は、かなり真面目な印象のアメリカ人女性。レッスンはテキスト通りに進めてくれ、ところどころで筆者の発音や文法を修正してくれる方でした。

 

今回のセッションでは、職場の同僚との会話全般を学びます。

 

キラーセンテンス

今回のキラーセンテンスは、”What would (do) you suggest?””You can’t miss it!”です。

 

Lesson7は、海外出張に行った時に現地でのオススメは何かを同僚へ聞く、というシチュエーションです。

この時、会話の流れとしてはHave you ever been to....?で始まります。行ったことがあるという答えであれば、すかさずWhat would you suggest? でオススメを聞き出します。

イマイチ相手の嗜好が分からなければ、Well, that’s depends. What are you interested in?という返しで会話を深めていく、という流れですね。

 

Lesson8は、広いフロアの中で人を探している際に、(あまり親しくない)同僚へ声をかけて場所を聞く、というシチュエーションを想定してます。

まずI need to find someone called... でスタートします。ひと通り場所を教えたところで、You can’t miss it! と力強く締めます。

 

これ以外にも、「その人の部屋の場所をマップを見ながら説明する」とか、「彼は〜の部署に所属してて〜にレポートしてる」等の表現も学びました。あとは会社内の組織図の説明も。

 

今回も当たり前ですが、やはりビジネスに特化してますね。教材の出来が良いため、これらを学習するだけで実際の職場でも説明できるようになると思いますが、補助的にビジネス英語の教本も合わせて学習すると良いと思いました。

 

というのも、ベルリッツでは宿題の量が他のスクールより少なめで、基本的にはレッスンの復習を15分程度でやる、と行った感じです。

 

このため、ベルリッツのレッスンでは発音と会話を重視して、自宅で補助的に自習する教材を探したいと考えています。

 

良いものが見つかったら実際に購入して、レビューして見たいと思います。