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元・外資系銀行員の自腹で通う英会話スクール

元・外資系銀行員で英語の苦手な筆者が、自腹で英会話スクールに通った経験を元に各スクールを徹底比較。外資金融の内輪話や、転職事情なども紹介。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 9&10

レッスン9&10の内容

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講師の属性 : アジア系アメリカ人男性、40代
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン9 - Talk about our  company / レッスン10 - Review - Unit 1-9

 

講師の方は、最初のレベル判定をやってくれた方でした。結構陽気なアメリカ人。

ベルリッツ無料体験レッスン記 その②〜レッスン編

 

今回はレッスン9が会社の沿革や業種を説明するセッション、レッスン10はレッスン1〜9の復習になります。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”be ...ed”、つまり受動態と、”会社を辞める”の表現です。

 

通常、会社の設立を英語で表現する場合、”...was founded” “...was established” “...was incorporated”を使用します。例えば”ABC Company was founded in 19xx by Thomas with only $100.”といった形ですね。

 

講師によると、設立に限らず会社の沿革を説明する時は、受動態を使用するのが適切なようです。

“The first store was opened in 19xx.”

”ABC Company was listed on the Tokyo Stock Exchange.”

”Today, ABC Company is a leading business consulting firm.”

といったところです。

 

もう1つのキラーセンテンスは、退職の表現。

日本語ではリタイアとよく言いますが、英語で”retire”は「定年退職」の意味だそうです。

自主的に辞めた場合は”resign”を、整理解雇の時は”lay off”、懲罰的な解雇の時は”fire”を使います。

 

いわゆる「リストラ」にあった時は”get laid off”ですね。

現職のアメリカ大統領が、某番組で”You are fired!”とよく叫んでましたが、あれは一般社会ではよっぽどの時でないと使えないようです。

普通に「会社を辞めた」という時は、resignが適切かと思います。

 

ご参考: 外資系金融機関の解雇について

ちなみに外資系の金融機関では、しょっちゅう人がクビになります。これは”get laid off”が当てはまりますが、細かく言うと実はlay offにも種類があります。

 

1つは、主にフロントサイドの人間に多いのですが、朝出社すると上司に呼ばれ、解雇を告げられてその日中に荷物を片付けさせ、帰らせるパターン。

昔、リーマンが潰れた当日に、オフィスからダンボールを持った社員がカメラに写ってましたね。あれです。

その日以降はオフィスへの出社が許されず、人事と解雇条件の交渉を行うことになります。IDも即時没収することで、顧客情報や機密情報の流出を防ぐ目的がある、と説明されています。

 

もう1つは、上司に解雇を告げられた後に一定期間(通常1ヶ月程度)の出社が認められ、その間に業務の引き継ぎを行うパターン。

内部管理部門や、バックオフィスの人が対象となることが多いです。

 

どちらの場合も、パッケージといって退職金の上乗せと”Job search period”が伴うことが多いです。退職そのものをパッケージと呼んだりもします。

”fire”の場合は、もちろん一切認められません。

 

筆者は、あまりにも多くの人たちの解雇を目にしてきたため若干感覚が麻痺しており、隣の人や自分が明日クビになっても驚きません。ただ、パッケージの金額は景気大きくに左右されるため、可能ならいいタイミングでもらえるといいな、と思っています。