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元・外資系銀行員の自腹で通う英会話スクール

元・外資系銀行員で英語の苦手な筆者が、自腹で英会話スクールに通った経験を元に各スクールを徹底比較。外資金融の内輪話や、転職事情なども紹介。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 22&23

ベルリッツ レッスン22&23の内容  

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講師の属性 : アメリカ人男性(日本人とアメリカ人のハーフ)、40代と思われる
講師の性格 : 結構陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : Make request on a flight、Exit the airport

 

講師の方は、フレンドリーなアメリカ-日本のハーフ男性。以前レッスン15&16を担当してくれた方です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 15&16

 

すっかり仲良しになっているため、レッスンはスムーズに進みました。この方は細かく指摘をしてくれるので、とてもためになります。今回のレッスンの内容は、飛行機のフライトと入国審査についてです。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”Would it be possible、spacious/ cramped ” です。

 

まずWould it be possibleですが、相手にお願いごとをする際の最上級の敬語表現だと習いました。例えば機内が寒くて毛布が欲しい場合は、"Would it be possible to bring an extra blancket?" と依頼します。ただしこれは、あまりにも丁寧すぎて相手が若干引いてしまうケースもあるそうで、使い分けが必要とのことでした。

通常の場面では"Would you bring~""Could you bring~"で問題ないでしょう。日本人がよく使うPleaseはそもそも敬語ではない、と言われました。やや命令調のニュアンスが含まれているらしく、使い方としては"May I bring a blancket?"と相手から聞かれた際の受け言葉として、Pleaseと言えば良いようです。

 

また機内の設備の話題になり、overhead bin (overhead compartment)=頭上の荷物入れ、bulkhead=ビジネスクラスとエコノミークラスの間のついたて と教わりました。そして、講師の方は自分が搭乗する際にはbulkheadの後ろの席をいつも希望している、と言っていました。理由を問うと、"Those areas are very spacious and we can have more legroom"とのことです。

このように「席が広い」というニュアンスで説明する際、日本人は"wide"という表現を使いたがるものの、これは完全にJapanese Englishだ、と解説されました。広い=spacious、狭い=crampedが適切で、アメリカ人はwideと言われても、??となるようです。

確かに、学校では広さを示す時にwideを使うように習った記憶がありますので、これは日本の英語教育に問題があるような気がします。英語教師がネイティブの感覚を理解できていないと、やっぱり駄目だということですね。

 

次回は、レッスン24&25です。

外資系銀行員の独り言〜外資金融と日系企業の働き方の違い

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外資金融と日系企業の働き方の違い

またもや英会話の話題ばかりで飽きてしまったので、少し脱線して外資系金融機関と日系企業の働き方の違いを、筆者の完全主観でご紹介してみたいと思います。

 

筆者は新卒から直接外資に入社したため、正直日系企業のルールを熟知しているわけではないのですが、それでも取引先やカウンターパートの方々と話をする機会はたくさんあり、そこでカルチャーの大きな違いを痛感しています。筆者の経験が、外資で働きたいと考えてらっしゃる方々の一助となればと思い、記事にしてみます。

以下、外資=外資系金融機関と読み替えてください。

 

外資は「人」、日系は「ハコ」

これが全てと言っても過言ではありません。

外資はとにかく「人、人、人」のカルチャーです。全てが人に依存しています。

 

日系の会社で、それまで部長職を務めた方が定年退職した途端、受け取る年賀状の数が9割以上減った、という話をたまに聞くことがあります。端的に言えばこのロジックが「ハコ」です。「ポスト」と言い換えても良いかもしれません。

日系の会社の傾向として、仕事はポストにつくことが多いと感じます。部長が交代した時、それまで前任者を見て仕事していた部下が、たとえ180度違うやり方に変わったとしても、基本的に新しい人を見て仕事をします。新しいやり方への不満や賞賛はありながらも、部下はあくまでも部長という「ハコ」を見て仕事をしています。(もちろん、前任者が専務となって部長を統括する立場に昇進した際には、部長と共に専務をセットで見ることになります)

 

これに対し、外資の場合は人に仕事がついています。部長クラスの人がいなくなるケースだと通常他社に移ることが多いですが、その際に部下を連れて行くことは結構あります。(これを受けて、最近は退職条項に一定期間部下の引き抜きを禁止する条項が付与されることが増えました)

社外に移らない場合でも、社内の他のポジションに異動した場合、その人がリードしていたプロジェクトをそのまま部門を超えて持っていくことも多いです。もちろん、社内ルールで許される範疇に限りますが。

 

また、カントリーヘッドが変わった時などは、社内が蜂の巣をつついたような大騒ぎになります。今までのやり方が全部ひっくり返るので、言葉で表現するならば(某自動車メーカーではありませんが)「クーデター」が一番適切な気がします。

日系企業でもあるように、前任者に抜擢された人達は高い確率で排除されますが、外資はその度合いとスピードが桁違いです。タイトルの高い人ほど即クビになる確率が上がるので、慌てて次のポジションを国内外で探します。前任のヘッドが海外の拠点に移る場合、金魚のフンみたいについて行く人達も少なからずいます。

 

このため、外資の方が日系よりも人付き合いがディープな傾向にあると実感しています。上司が休日にホームパーティやイベントを開催することも多く、その場での所作を含め高いコミュニケーション能力が求められます。また、解雇事由に抵触するような辞め方でなければ、上司とFacebookやLinkedIn で退職後も繋がり続けますし、会社によってはアルムナイ向けのアプリがあったりします。

これは、特にアメリカにおいてコネや推薦がないと転職しづらい労働市場にも要因があると思います。

 

外資の仕事の密度

これは、もちろん部署や個人によって差がありますが、概して外資の方が仕事の密度は高いと思います。

特に外国人のエキスパッツの人達は、実は無茶苦茶働きます(たまに例外はあり)。彼らには残業して無駄に会社にいるというカルチャーがないため、時間内に効率的に仕事をやる意識が極めて高いです。驚異的な実績を上げて、かつ上司に認められ出世したスーパーな人達なので、筆者の体感では普通のスタッフの3〜5倍くらい仕事のスピードが早いです。ここでいう「仕事」とは、もちろんExcelパワポの単純作業のことではありません。本国のキーパーソンや要人、さらにはローカルの取締役会等、人や機関を動かして物事を完結させる能力のことです。

彼らは帰宅後に海外とのコールにも参加しますが、オン・オフの切り替えと仕事の要否の見極めがすごく上手いです。

 

また、IBDやMarkets、セールスの人達が殺気立っていることもあり、日系企業にある稟議書などの無駄な手続きは少ない傾向にあります。ただし、これらの作業も人に依存していますので、Approverの誰かが長期休暇でいなかったりすると、プロセスが大幅に遅れるケースもあります。

 

外資の評価体系

もうお気付きのことと思いますが、外資の場合は評価体系がとてもシンプルで、評価は上司に一任されます

社内的には一応360度評価とか導入してますが、これはあってないようなものです。原則、全ての査定は上司が行います。

 

日本企業の場合、上司が極端に低い評価を行おうとすると、人事が介入する形で救済する形が一般的なようです。社内異動で配置転換してキャリアをやり直させたり、逆に上司を移動させるケースも聞きます。そもそも部署異動が定期的に行われるため、2〜3年我慢すれば新しい上司に変わることが多いようです。

 

これに対し、外資金融では部署異動が原則ありません。ゼネラリストという概念がなく、スペシャリストの道を歩むことを求められるため、キャリアを変えたい場合、ジョブポステイングで大きなリスクを取って部署を抜けるか、転職するしか方法はありません。

このため、外資における上司の人事権は絶対的です。上司に口答えする、他の人の面前で反対するなどの反抗的な態度には、それなりの責任が伴います。上司が問題を起こしていて近日中に外されるとか、上司の無能ぶりが全社に知れ渡っている等の例外を除き、上司の命令には絶対に従わなければなりません。

万が一、上司に不満分子と認定されてしまうと、その会社では厳しい未来が待っています。場合によっては、業界内で悪いレピュテーションを流される可能性もあり、転職も難しくなります

 

もしあなたが、「自分はカッとなりやすい」とか「自分が正しいと思うこと以外はやりたくない」という頑固なタイプの方であれば、外資系金融機関への就職はオススメできません。そもそも、そういう方は面接で落とされてしまいます。

どんなに嫌な上司でも柔軟に受け入れ(残念ながら、嫌な人の割合はかなり高いです)、「上司が出世しないと、自分も出世できないのだ」という合理的な考えのもと、上司に忠誠を尽くせる人が生き残っていく世界です。冷静に考えれば、上司には自分よりも経験があり、外資金融で生き残っている実績もあるため、素直に従ってノウハウとコツを身につけるということがベストの選択肢なのだと思います。

一部の日本の会社のように、毎日仕事帰りに飲み屋で同僚と上司の愚痴を言い合ってストレスを発散させる時間的余裕もないため、この業界で長くやっていくには「素直に上司を受け入れる」ことが必要条件です。

 

外資の処遇

最後に、金銭的な処遇について。

一般に、同じ仕事であれば外資の方が給料は高いです。新卒の初任給で言えば、部署によりますがベースで600〜800万くらいでしょうか。これに加えて、タイトルに応じて深夜手当や残業代が付きますので、1年目に年収1,000万を超える人もザラにいます。

さらにMarketsやIBD・アナリストなどの拘束時間の長い職種は、20代で2,000〜3,000万もらう人は結構います。リーマンショク前は20代で5,000万とか1億円プレイヤーもいたようですが、現在はごく一部の例外を除いて、そこまでの高給取りはいません。

内部管理部門ではそこまで高くはありませんが、それでも日本の銀行より貰えるケースが多いと思います。

 

こちらのリンクに、多少の誇張はあるものの、なかなか上手くまとまっています ↓

https://gaishishukatsu.com/column/category/業界別コンテンツ/投資銀行

 

だだし、これは在籍年数の少なさを加味した金額であることに留意する必要があります。フロントの部署だと平均在籍期間は3〜4年くらいでしょうか。実は外資金融の場合、長く働いた場合の退職金制度が以外と充実しているのですが、これを享受できる人はほとんどいません。

実績が出せず脱落する人、わずかなパッケージをもらってクビになる人、他の業界に希望を見出して退場していく人たちがほとんどです。給与の高さが割に合うかどうかは、正直微妙なところだと思います。そもそも入るのも難しく、筆者の時で新卒の競争率は2,000〜3,000倍、現在は10,000倍以上です。

 

結局、外資金融の給与の高さにはそれなりの理由がある、ということでしょう。能力が極めて高くてメンタルも強く、どんな上司ともやっていけるだけのコミュニケーション能力を持ち合わせたスーパーな人には、僅かながらも勝ち続けられる可能性があるのだと思います

ただそれよりは、若い時に他ではできない経験を積む事で、次のキャリアで活躍する準備をしておくという考え方の方が現実的だと、筆者は考えます。

 

以上、筆者の完全主観による独り言でした。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 20&21

ベルリッツ レッスン20&21の内容  

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講師の属性 : アメリカ人男性、年齢は30代後半~40代前半
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : Review Unit 11-19、Check in for a flight

 

講師の方は、陽気なアメリカ人男性。

非常にフレンドリーな方で、色々とプライベートの情報交換をしました。例を挙げると、近日中に引っ越しを考えておりどの街が良いか、物件はシェアハウスを考えているが他に良い選択肢はあるかなど。筆者は、子供と一緒にポケモンスタンプラリーを行っている最中で、先日は桶川~牛久~蘇我の大旅行をやった等々。

またポケモンGOが共通の趣味ということが分かり、すっかり意気投合しました。ゲットしたポケモンを交換したりレイドバトルに参加したりと、その後も仲良くさせてもらっています。こういった出会いがあるのは、対面の英会話スクールの長所の一つですね。

  

今回のトピックは、レッスン20がレッスン11から19までの復習ですので、ここは特に新しい内容はなく、記すこともなし。レッスン21は、飛行機のフライトに関するセッションです。

ちなみに、レッスン10終了時点ではベルリッツ コンサルタントによるレビューがありましたが、折り返しであるレッスン20完了時には特にそういったものはありませんでした。

 

キラーセンテンス

今回のキラーセンテンスは、”Will fly v.s. Will be flying ” です。

 

例えば明日飛行機に乗る、と言いたい場合に"I will fly tomorrow"と"I will be flying tomorrow"の両方の言い方があり得ますが、 これらの言い回しには若干の違いがあります。

"I will be flying"は"I will fly"よりも長い時間飛んでいる印象を与え(時間的幅が広い)、またよりフォーマルなニュアンスが含まれているそうです。

これはもちろんFly以外にも使え、"He will arrive at 17:00 tomorrow."に対して"He will be arriving tomorrow."のように表現することができます。後者の方が、明日到着する時間を広めにカバーし、かつ丁寧な言い方だということです。ビジネスシーンではbe ~ingが無難と言えるのかもしれません。

 

また、フライト時の荷物に関する豆知識として、bag(単数形)→baggage(複数形)、suitcase(単数形)→luggage(複数形)という表現がありました。どれも意味としては理解したつもりでいましたが、suitcase→luggageが頭の中でつながっていなかったため、個人的には新鮮に感じました。受験英語のように単語として単独で記憶するのではなく、このように対比を用いて理解することが必要だと実感しました。

 

次回は、レッスン22&23です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 18&19

ベルリッツ レッスン18&19の内容  

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講師の属性 : フランス人男性、年齢は30代
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : Ask for and give direction、Talk about business travel

 

講師の方は、かなり若めのフランス人男性。アメリカ在住経験が長いらしく、非常に綺麗な英語を話されます。

  

今回のトピックは、目的地までのルートを詳細に説明することと、通勤の方法と通勤時の時間つぶしについて語ることです。

 

キラーセンテンス

今回のキラーセンテンスは、レッスン18から”Take your first left/right at 〜intersection onto 〜street ” です。

 

意味としては、「その交差点左(右)に曲がって」ってとこですが、他に”Make a left(right) at〜” “Turn left(rigft) at〜” という表現が同じ意味ですね。

例えば「次の交差点を右折して、ルート66を北に10マイル行ったら交差点が見える。そこ左折して5マイル行くとA社が見えるから」という説明をタクシーの運転手に伝えるとします。この場合、

”Take your first right at next intersection onto route 66, and go north on that for about 10 miles. You should reach an intersection and  make a left at there. Follow that for about 5 miles and you can see A company.” 

となります。

書いてみると何となく伝わるのですが、これを言葉で伝えようとするとと大変分かりにくいですね。

ここはセンテンスとしてパターンを覚えてしまった方が良さそうです。

 

またレッスン19では通勤についての会話を学ぶのですが、「会社にどうやって通ってる?(How do you commute?)」「電車(I commute by train)」「通勤途中はどうやって時間潰してるの?(How do you kill time while commuting?)」「メールチェックしてるよ(I check my e-mails on the train)」

という流れでした。

 

次回は、レッスン20&21です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 17

ベルリッツ レッスン17の内容  

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講師の属性 : アジアルーツのアメリカ人男性、年齢は40代〜50代
講師の性格 : 陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン17 - Describe cultural differences in business

 

講師の方は、レッスン11・12を担当してくれたアメリカ人の方。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 11&12

無料体験レッスンから数えて3回目のレッスンになるため、さすがにお互い慣れてきて、色々とプライベートに踏み込んだ話をするようになりました。

というのも、講師の方が近々旅行に行くと言っていたのですが、偶然にもその行き先が私の実家がある市だと判明したのです。おすすめの場所とか、絶対外せないレストランを伝えることになりました。

実は先にLesson7で"Make suggestion"というセッションがあったため、そのレッスンで学習した表現を復習する絶好の機会となったのです。講師の好みを探ったところ、アジア系のためか生魚に抵抗がないことが分かったため刺身が絶品の店や、その地の名物料理が最も美味しい店をsuggestしました。

さらに、その地へ向かう交通手段の中で最もオススメできる方法などをdiscussすることになりました。この地方は夕方極端に渋滞するので車やバスでの移動はおすすめしない、等の交通手段に関する話です。なおdirectionに関しては次のLesson18でやるのですが、ローカルネタで盛り上がったためにあえなく時間切れとなりました。

ただ、図らずもこのような形で過去に学んだ内容を復習できたことは、個人的には非常に有益でした。

  

今回のメイントピックは、日本と海外(主にアメリカ)の間に存在する文化の違いを説明することです。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”dead fish handshake ” です。

 

ご存知の通り欧米のビジネスシーンでは初対面・再開の際に関わらず人と会った時に必ず握手を交わしますが、日本人の握手はメチャクチャ弱くて気持ち悪いと捉えられるそうです。

この「力無い握手」を表現したのが、”dead fish handshake ” という言葉で、上手いこと言うなと思います。その昔、桜木花道が仙道に握手を求められた際に力いっぱい握りつぶして、あのバカ力め・・・と言われたシーンがありましたが(古い)、こういった一部の例外を除いて日本人の握手は形式的で、確かに手が触れ合うくらいの感覚でしかありません。

筆者は外国人と接する機会が多いのでもはや慣れましたが、確かにみんな結構な勢いで握ってきます。握力計でいうと10~15kgくらいのイメージでしょうか。みんな手がゴツいので、女性は結構痛がる人も多いんじゃないかと不安になりますが、そこはケースバイケースで調整しているようです。

特に、ビジネスの交渉事の場面では一際力を入れて相手の目を見ることで、一歩も引かないという意思表示にもなるようですので、このような場面では「死んだ魚の握手」にならないように気をつけたいものです。

 

次回は、レッスン18&19です。

ベルリッツのレッスンを詳しく解説 - Lesson 15&16

ベルリッツ レッスン15&16の内容  

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講師の属性 : アメリカ人男性(日本人とアメリカ人のハーフ)、40代と思われる
講師の性格 : 結構陽気
レッスン時間 : 40分X2
レッスンのゴール : レッスン15 - Ask about schedules、レッスン16 - Comment on an experience

 

講師の方は、日本生まれでアメリカ-日本のハーフというアメリカ人男性。お父さんがアメリカ軍に在籍されている間に日本へ滞在し、日本人のお母さんと出会ったそうです。性格は陽気。

実はこの回の直前に、ベルリッツのコンサルタントの方による10回経過後レビューがあり、レッスンの感想等を聞かれていました。筆者はレッスン自体は非常に有益なものと答えた一方で、発音や表現に関する指摘がここまで非常に少ないため、可能な限り増やしてほしいとリクエストしてみました。

それを受けてかどうかは分かりませんが、今回の講師の方は動詞の使い方やセンテンスの正確性について、かなり細かく指摘してくれました。

また発音に関して尋ねてみたところ、全体としてかなり良いものの「r」と「v」が若干不明瞭で弱いと言われ、舌の使い方を詳しく教えてもらうことができました。

自腹で英会話スクールに通う立場の人間からすると、ここは非常に重要だと思います。個人的には、お互いに気分を害する事を恐れて、なあなあでレッスンを進めて無駄に時間を浪費することは絶対に避けたいと思っています。

 

今回は、会議のリスケについての言い回し及びover/ underの効果的な使い方、がテーマです。

 

キラーセンテンス


今回のキラーセンテンスは、”move... up/ bring... forward、over.../ under... ” です。

 

会議をリスケする=rescheduleですが、これには開始時間をずらすことと日を改めることの両方の意味が含まれています。

日程を前倒しする時にはmove the meeting up (アメリカ式)、bring the meeting forwardを使うのですが、1日繰り上げる場合はmove the meeting up by one day 、来週月曜日に変更する(繰り下げる)場合はmove the meeting to next Mondayとなります。move the meeting downとは言わないそうです。

個人的にはrescheduleが最も広範な表現な気がするので、こちらを使っておけば間違いなさそうです。

 

またover.../ under...についてですが、例えば先日訪れたレストランの評価を聞かれた際に、実際の味に対して世間の評価が高すぎると思った時は、The restaurant was overratedと表現します。他にも準備不足=underprepared、過払い=overpaidといった表現が可能です。変わったところではダブルブッキング=overbookedなど。

 

なお、レッスンで"interesting"という表現がたくさん出てきたのですが、日本では一般に「面白い」という好意的なニュアンスで通っているものの、アメリカ人的にはどちらかというと冷めた印象が含まれており、「悪くない」程度に考えるべし、と教わりました。

もちろんケースバイケースで使い分けるものだとは思いますが、こういったネイティブのニュアンスが聞けるのも対面のレッスンならではだと思います。

 

次回は、レッスン17です。

TOEICを3ヶ月で卒業する方法 その②

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TOEICは3ヶ月で卒業すべし その②

前回に続き、TOEIC試験に関する筆者の具体的な試験対策をお話ししたいと思います。

今回は、文法・リーディング・リスニング編です。

 

TOEIC試験対策その② 文法

筆者が実際に使用した文法対策のテキストはこちら。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」です。

文法に限らず、TOEICの試験対策では模試形式の問題を数多く解くことが最も重要だと思います。

その点、このテキストは全てを問題形式としている上、前半は左ページを問題・右ページを詳細な解説としており、初学者でも非常に取り組みやすいのが特長です。最近新版となり、内容がカラー化して読みやすくなっています。

さらに、別冊子で「1000本ノック」と称した問題集が付属、持ち歩きがしやすくなって電車の移動時間等に解きまくることができるようになりました。問題を解くという観点からは、質量共に申し分ありません。

内容がリーディングセクションのパート5に特化していますが、この1冊を3回程度回すことで、本番でも8〜9割以上の回答率を狙えると思います。

 

TOEIC試験対策その③ リーディング

そして、リーディング対策のテキストはこちら。

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング」 です。

本書は、リーディングセクション(パート5、6、7)全てを網羅した問題集です。

模試としてテスト5回分を収録しており、時間を計りながら問題を解くことで実際のTOEICの形式を再現できます。

なお、本書ではパート5を1問20秒、パート6を1文書2分、パート7を1問1分強で解くように推奨しています。これには筆者も概ね同意です。

 

パート5が先のTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」と被りますので、この部分は割愛しても良いと思いますが、復習の意味で両方やっておくことをお勧めします。

最低3周は回しましょう

 

TOEIC試験対策その④ リスニング

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング」 です。

リーディングの兄弟テキストになります。

リスニングはTOEICの最重要科目ですので、最も時間をかけて取り組むべきです。

前回の記事にも書いている通り、リスニングはリーディングや文法よりも難易度が低くなっており高得点が狙える上、日本人は伝統的に学校教育でリスニングに取り組む機会に乏しく、元々の水準が低いのだと思います。このため、短期間の学習でも得点アップが見込め、成果が出しやすいと感じます。

 

リスニングでは最低8割、可能なら9割以上の正答率を狙いたいところです。ご存知のようにTOEICでは正答率が得点に直結しませんので、その時の平均点にも左右されますが、概ね9割5分の正答率(100本中5問間違い)で満点の495点となります。8割〜9割ですと10〜15問程度は間違えても良い計算です。

 

筆者が考えるTOEICのリスニングのクセは、問題が予測可能であることにあると考えています。

パート1とパート2は、問題に加えて回答も読まれますので予測できませんが、パート3以降は音声が流れる前に回答の選択肢を読むことができます。このため、Direction(30秒)や前の設問が終わった後の5〜10秒の間に選択肢を読み込んで、何についての会話/問題なのかを瞬間的に判断することができます。これにはもちろん慣れが必要ですが、テキストを5〜6周やり込むことで段階的にできるようになるのではないかと思います。

 

このため、実は筆者が一番苦手としたのはパート2でした。パート1は写真があるため状況が簡単に読み取れ、ほとんど悩むことはありません。パート2だけが、全くヒントが存在しないのです。

ただ、2016年以降は新形式になってパート1と2の割合が減ったそうで、この分は筆者にとって易しくなったのかもしれません(筆者は旧形式を知らないので、比較できませんが)。

 

その他注意を要する点としては、頻繁に出現するイギリス人とオーストラリア人の英語に慣れておくことでしょうか。

リスニングは、最低5周以上、可能なら10周くらい回して学習することをお勧めします。問題文を暗記するくらいやり込むことで、実際のテストでも大体は聞き取ることができるようになります。

 

以上、不毛なTOEICテストを卒業する方法をご紹介してきました。

最後に、筆者が実際に受けた時の得点配分を載せておきます。

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Listeningが445点、Readingは415点。ほぼ学習時間に比例した結果だと思います。

 

860点を取った後は900点を目指す選択肢もあると思いますが、TOEICは偏差値で計算するため、リスニング・リーディングでそれぞれ2〜3問ずつ上乗せすればこの差の40点を稼げることになります。

各2、3問ずつであれば問題の相性でクリアできるため、追加で何度か受ければいつかは達成できるはずです。しかし、そうなると1年単位の時間がかかるため、筆者はここで卒業することにしました。不毛ですし

 

この記事が、少しでも皆様のTOEIC卒業のお役に立てればと思います。